何も知らないと、人間は、月と太陽は同じ大きさだと思うだろう。
肉眼では、ほぼ同じ大きさだからです。
だから皆既日食や、皆既月食があるわけです。

太陽が月よりも、約400倍大きくって、地球からの月からの距離の約400倍遠いから、
僕たちの目にはほぼ同じ大きさに見えるわけなんです。

どうも地球くらいの大きさの惑星に、月が一つしかないことも宇宙物理的には不思議な感じなんだそうです。
月が2つ以上あるのが論理的らしいという話をどこかで読んだことがあります。
もしかしたら、目に見えないくらいの大きさの月がもっともっとあるのかなあとか思ったことがあった。

月は太陰、太陽は日と呼ばれます。
太陰という言葉は使われなくなったのはどうしてだろうか?
明治政府が太陰暦を捨てた頃から何んだろうか?

陰陽のシンボルは、昼と夜とか、男と女とか、色々あるけれど、太陽と月(太陰)というのは宇宙観のある
素敵なシンボルです。

「月の瞑想」は、数ある瞑想の中でも、僕の知っている中で最もロマンチックで夢のある瞑想方法の一つです。
月(太陰)の瞑想は、月をただ鑑賞するとか、イメージするというものではなく、月と自分を繋いで、月のエネルギーを自分に引き込んでくるというものです。

非常にロマンチックで詩的で、感情豊かなだけではなく、効果がすぐに感じられることの多い瞑想法です。
いくつかのレベルがあるのですが、基本的な「月の瞑想」は、どなたでもできる楽しいものです。

一度、この「月の瞑想」を経験すると、月が人ごとのようには思えなくなるのが不思議です。
月を見上げる度に、何か深い時間や空間への敬虔で愛しい感じが湧き立つようになるのが、本当に不思議。

日本には平安時代から、月見という風習ができたらしいのですが、秋の月見は特に綺麗なだけではなく、豊作などと関係もあり、日本文化に深く浸透しています。

十五夜は、中国から伝わったものらしいのですが、十三夜(栗明月などとも呼ばれる)は、日本発生の特有なものらしいです。

今年の十三夜は、10月15日。
その日に広尾の有栖川公園のそばの緑の見える部屋で瞑想を練習して、天気が許すと皆んなで有栖川公園で瞑想をしようと考えています。
肌寒いかもしれないので、何か用意をしてください。

世界の色んなところで、この満月の瞑想をしてきましたが、色んな不思議な経験もありました。
月というか、宇宙は、ミステリアスですねえ。

十三夜は、丸々の満月ではなく、ほぼ満月というものだそうで、その辺りも何か日本的で素敵だなあと感じます。

「太陽の瞑想」もあり「太陰と太陽の融合瞑想」などもありますが、
まずは「太陰の瞑想」が基本になります。

みんなで饅頭もいただきましょうか。

***

『十三夜、名月の瞑想』
【日時】2024年10月15日(火)19:00〜21:00
【場所】広尾 *お申込後にご案内いたします
【講師】大内雅弘
【料金】 3,300円(税込)

◎詳細とお申し込みはこちらから
https://taozen.jp/workshop/fullmoon_meditation2024/