僕は太極拳が大好きだ。
僕にとっては、
動く瞑想でもあり、大宇宙との舞踏でもあり、
一緒に年齢を重ねていける素晴らしいライフ・プラクティスだ。
18歳の時に出会ってから、ずっと良い先生でもあり、友人でもある。
チネイザンを学んで来て、太極拳に支えられたことが沢山あった。
是非、チネイザンのプラクティショナーには、太極拳を習って欲しい。
では、どんな共通点があるのだろうか。
今までは、感覚で役に立つ!と満足してきたけれど、思いつく利点を並べてみた。
もっともっとあるとは思うけれど:
・太極拳では、腕や手はいつもリラックスしている。
身体の芯からの力(気)、そして足の力を使う。
→チネイザンも指や手、腕の力は、なるべく使わない。
特に深く入る時には、より力を抜いて
太極拳と同様に、身体の芯から出てくる力(気)を使います。
・太極拳のタッチは、とても優しく微細なもの。
そうすることによって、相手が実際に動く前に、
その心の動きや動く瞬間の変化を感じて、自分の次の動きや対処方法を決めている。
→チネイザンの優しいタッチは、
指や手をリラックスしてソフトにタッチするだけではありません。
表面的な優しさではなく、どんなことにも対応できる強さを隠した優しさが必要です。
・太極拳は、常に相手の全体を、そして周辺の空間の変化を感じている。
同時に、自分の中の動きや緊張なども認知している。
→チネイザンも、常にクライアントの外面の変化・内面の緊張などを感じながら行います。
・太極拳は、戦わない。
状況の中を航海していく、戦わない武術です。
前に進むけれど、操作はしない。
できるだけ、状況をそのままに感じることが大切な武術。
力づくやスピードで解決しません。
→チネイザンも、クライアントを操作したり、治したりはしません。
クライアントの身体や心の状況を感じながら、一緒に航海していく療法です。
・太極拳は、全身を使って無駄なく動く。
同時に心にも余計は力を入れないで、心を広げるようにする。
→チネイザンのプラクティショナーも、
常に全身を無駄なく使いながら、心を広げて施術を行います。
・太極拳は、ゆっくりとしなやかな動きですが、
いつでも素早く、強く動けるようにしています。
→チネイザンも基本的には優しくゆっくり施術をしますが、
時に身体的にも精神的にも、厳しいもの、強い施術をすることがあります。
・太極拳は、宇宙との舞踏のような瞑想です。
→究極的には、チネイザンはクライアントと、そして大宇宙との瞑想です。
とにかく太極拳がチネイザンを、太極拳もチネイザンも、
「生きる」を豊かにしてくれる先生にも、親友にもなってくれたら嬉しい。